10年前

10年前、丁度ラグナロクオンライン全盛期で、夢幻でGvやって、チャットやら別ゲやらでとにかく騒いで、そんな事が余暇の大半を占めてました。で、その時期はてなでみんなブログ書いてたのもあって、ふと人のはてなのログを見返してたらとても懐かしく、寂しく思ったのでした。

取り留めなく気づいたらROのクライアントダウンロードしてまして、携帯経由で決済してログイン。
あ、サーバ統合したのか・・・バルダー無くなったんだね。あれ?接続者数少ない。仕方ないね時代だもの。接続者数少ないのにこんなに重いの?うーん会社的にはそういう運用方針なんだな、しょうがない。
統合したってことは統合先にバルダーの人が残ってるとは限らないんだな。当時のたまり場、当然誰もいない。数年経つもんね、仕方ないや。何も期待はしてなかった。現状確認のつもりだった。当時だってそんなに依存してるつもりもなかったし、あくまでゲームだし、飽きたから離れたものだった。でも実際目の当たりにして、かつてあったものが無くなったという喪失感がこんなにも大きいとはわからなかった。恥ずかしい話ゲームでこんなに傷つくとは思っていなかった。なぜ傷ついてるのかも正直自分にもよくわからないのだ。
 ただ、かつてあった空間の残り香がぽっかり消えていた。思い出が否定されたように感じたのか。すくなくとも2Dで描画されたそこには、例えばよくある柱の傷なんかはなく、思い出というアーカイブを呼び起こすシンボルもなかった。

10年という時間を経て、間違いなくそれはただの遊びだった。けどモニターごしにいたのはまぎれもなく人間だった。時間に換算してみれば、本当に長い時間を共有してたことになる。心残りは、実際に会った人もたくさん居て好ましい人も沢山いたはずなのに、その出会いを後につなげなかった事。今になって間違いに気づいて後悔したりしている。

みんなは今でも交流してるんだろうか。それならば何よりだな、なんて思ったりする。
まあ、歳なんだろう。リアルだろうがオンラインだろうが、ちょっと後ろを振り返りたくなっているみたいだ。変なの。